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絶品つくねを食べたいけど食べてない、くさやがあるよ。浜松町 居酒屋、秋田屋

大都会、東京都港区にある庶民の味方

東京、港区浜松町。浜松町と言えば、かの有名な東京タワーのお膝元ですよね。JR山手線や東京モノレール羽田空港線の浜松町駅、都営地下鉄大江戸線大門駅から東京タワーがすでに悠然と建つのが見えるビジネス街です。正直、どんな会社があるかは知らないけれど、一日中歩くサラリーマンを見かける機会はとにかく多いし、隣の新橋に比べれば少ないですが、ビジネス街ですのでサラリーマンの日々の疲れを酒で癒してくれる居酒屋はやっぱり多いです。

さて。

浜松町駅から歩いて、高層階で東京タワーを間近で覗くことのできる貿易センタービルを過ぎると、すぐのところに昔ながらの居酒屋があります。

その名は「秋田屋」。

山形県山形市出身の自分としては、「秋田」という東北の地名がついたらこれはうまそうだ、行くしかないだろうということで行ってみました。

酒にあうメニュー

秋田屋は2階建です。1階はオープンカフェならぬ、オープン居酒屋でして、ドアが開きっぱなしなので、中で紀州備長炭を使用した上で焼き鳥を焼く煙がもくもくと出ています。これを風情だと思えば、素敵な風景ですよね。

画像の通り、牛もつにこみ、ししゃも、たこ、いか、げそ、めかぶ、ししとう、などサラリーマンが喜びそうなメニューばかりです。

そんな中でやっぱり気になる「くさや」。後述。

伝統のキリンのビールジョッキ。コロナウイルスの影響によって、居酒屋にいく機会が減ってしまって、なかなかこのデザインのビールジョッキを持つ機会も減ってしまいましたね。

別に秋田名物というわけでは無いと思いますが、居酒屋安定の「牛もつ」。柔らかな牛もつになるためにじっくり煮込んでいることがモツを噛んでみてわかります。言わずもがなビールに合います。

レバー。居酒屋に必ずメニューは秋田屋にも必ずあるという感じ。おしゃれ、もしくはコンセプト強めな居酒屋というわけでは無いですが、秋田屋のようなスタンダード感が故郷っぽい感じがしていいのかなと思います。

エシャレット。いいですよね。味噌に合わせて、酒と一緒に流し込む。辛味の切れ味がやや強めでした。

コロナウイルスの影響が出るはるか前に行ったんので、華金ということもあり店は混雑。テーブルと人が所狭しと並んでいます。

秋田屋で食べログを検査機してみれば、3.73でした。TOP5000、正直高級感があるわけでもなく、居酒屋のフォーマットを全くカスタマイズしていない「The Standard 居酒屋」なのに、高い評価を得ています。

確かに開店前から行列ができる人気店なんですよね。浜松町駅や大門駅から増上寺を通って東京タワーに向かうメインストリートにある店なので、確かに目立ちやすいですが、やっぱりThe 居酒屋を楽しめるのが秋田屋の魅力なんでしょうね。浜松町は港区役所があり、東京タワーがあり、ビジネス街でもあり、大都会の東京の象徴みたいな町ですが、そんな町だからこそ秋田屋のような素朴な店が好まれるのですね。

自分は知らなかったんですが、人気メニューとして「タタキ」があるらしいのです。タタキとは、いわゆる「つくね」でなんとお一人様1本限定です。これが絶品らしいので、是非開店前に並んで注文して欲しいです。

浜松町という土地柄、やはり秋田屋の客層としてはスーツを着た男性が多く、年齢層は高めでおやじ世代が多いです。やはり大衆居酒屋として、サラリーマンにはすごい人気のようですね。

癖が強いぜ、くさや

くさやが臭い。あたりまえのように臭い。どこで食ってるかわかるぐらいはっきり臭い。この世のものかと思えないほどの臭さである。臭い。

くさやをどこから仕入れているかと言うと、メニューの画像のとおり、新島です。くさやは新島の名産品でして、江戸時代から江戸っ子の珍味として楽しまれている逸品なんです。もう秋田関係ないやんけ。

くさやは新鮮な魚を切り開き、くさや液につけて乾燥させたものです。

池太商店によれば、

いまから200年ほど前、新島をはじめ伊豆七島では製塩業が営まれていました。当時、塩は幕府に上納する貴重品。ムダ使いは許されなかったうえ、大漁の年には干物用の塩が不足したこともあったと思われます。そこで、一度使った塩汁を捨てず、新しい塩を足しながら繰り返し使ってるうちに、特別な風味を持つ干物ができた・・・・・おそらくこれがくさやのルーツ。塩を節約する知恵と工夫が、あの妙なる味わいを生んだのです。
とのことで、江戸時代と言う歴史と制度が生んだ名産品であると言えます。

塩以外にも新島がさらにくさやづくりに向いているのは、島国であるが故に潮風を浴びることができる、平地なので風通しが良いため乾燥させやすい環境にあるからのようです。

また、一般的な干物には約20%の塩水を使用するようですが、くさやはわずか8%。これにより、魚本来の旨味をできるだけ引き出せる、と個人的には新時代です。

脂身がちょうどいい具合にある、もつやきが旨い。日本酒によく合う。日本酒は表面張力を旨く利用し、コップの表面が山なりになるくらいついでくれる。東北人の優しさ。

駅から近いので、利用しやすい。店の外でも立ちながら飲み食いできるようだ。
何が秋田かと言われると、きりたんぽ鍋があるわけでもないし、秋田の郷土料理が出てくるわけでもない。強いて言えば秋田美人(だったんだろうな、うん)のご高齢の女性が精力的に働いている。近くでくさや食べてたOLが、感想を述べた。

「口の中が動物園」

秋田屋:東京都港区浜松町2-1-2

昼3時30分から夜9時までというホワイト経営です。9時でお家に帰れば、奥さんに心配かける必要もない平和な世界。

JR山手線・京浜東北線、東京モノレール浜松町駅または都営地下鉄浅草線・大江戸線大門駅で下車、徒歩約2分。

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