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ノマド、リモートワーカーになりたい人が心がけることは小さな◯◯

最近、「リモートワーク」という言葉を耳にすることが多くなったと思います。政府や民間企業など国を挙げての働き方改革の影響下、労働者の負担を減らすために会社に通うことなく勤務を行う形態です。

転職サイトを見ても、まだまだ多くは無いもののエンジニア、デザイナーを中心にリモートワーク可の求人は増加傾向にあります。ちなみに私はエンジニアでもデザイナーでも無くコンサルタントのような仕事をやってる一般人ですが、将来的にリモートやノマドワーカーとなることを考えています。そして、コンサルタントを行う中で創業相談としてリモートで働きたいという人が一定数いるのも事実。そこで、創業をする際に本当にリモートやノマドワーカーになる準備ができているかというのは人生を左右します。ある種、創業を成功させるには経営を軌道に乗せるためには一種のコツがいるのです。そのコツとは。

リモートワークの定義

まず簡単にリモートワークの定義を確認してみましょう。en-japanによれば、

いわゆる在宅勤務のことを「リモートワーク」と呼ぶことが増えてきたようです。所属している会社のオフィスではなく、自宅で働くことを指します。 「リモートワーク」や「在宅勤務」の他にも、「テレワーク」という呼称を用いる場合も。テレワークは、テレ(tele=離れた所)・ワーク(work=働く)が語源になっています。 近年ではインターネット環境が普及・充実したことで、自宅やレンタルオフィスなど、会社のオフィス以外で働くことが容易になりました。企業側としても職種によって、オフィス以外での勤務を認めるケースが増えています。特に出産後の育児と仕事の両立において、出勤する必要がない在宅での勤務は注目度が高くなっているようです。 リモートワーク、テレワーク、在宅勤務など呼び方の違いはありますが、共通しているのは会社のオフィス以外で勤務にあたる働き方だということ。職務領域によって、導入を検討する企業が増えているようです。
とのこと。

上記によれば、リモートワークは在宅やカフェ、コワーキングスペースで働く形態であることを意味します。その要因としてはインターネット、特にクラウド環境の発展によって、業務の連絡ツールが発展してきたこと、勤怠管理などが容易になったことが挙げられます。なお、ここではリモートワークは会社から独立した形で働いている方達として説明していきます。

ランサーズによれば、フリーランス人口は1,119万人、国内の人口に占める割合は17%。世の中の5人又は6人に1人がフリーランスということになります。たた、フリーランスは業務委託契約を結び会社に常駐するケースもあるので、ノマドワーク、そしてノマドワーカーとはイコールではありません。ノマドワーカーは17%の中の一部ということになります。

ノマドワークの定義

ノマドワーカーという言葉は2010年を契機に普及した言葉だと記憶しています。その当時にはノマドワーカーを実践している人がテレビにも出てて、新たな働き方を示していました。では、ノマドワーク及びノマドワーカーとは何なんでしょうか。そして、リモートワークとの違いは何でしょうか。
リモートワークと言うのが会社に通わずに自宅やカフェ、コワーキングスペース等に通って働く形態であるとすれば、ノマドワーカーというのは「より移動」をする働き方であると言えます。元々フランス語で「放浪者」を意味した単語ですから、1つの職場に限られることなく必要に応じて場所を変えて働く、必要というかもはやカフェやコワーキングスペースなどを転々として働くという点では気分に応じて点々とする働き方であるとも言えます。山田洋次監督の「男はつらいよ」で渥美清さん演じる寅さんのような帰りたい時に帰ってくる、あの働き方です。そして、寅さんは四角のカバンケースを持って放浪してましたが、ノマドワークは移動し続けて働く形態であるため、寅さん同様最小で生活するミニマリストであるとも言えます。

さらには、リモートワークよりもさらに場所を限定しない働き方であるとノマドワーカーの方が、より様々な地域で行われるプロジェクトに参加できるとも言えます。

ノマドワーカーが地方創生の役割を担うとする記事はこちら。

ノマドワーカーとしてデビューするには

場所や時間にこだわらず自由に働けるノマドワーカーに憧れる人は多いと思います。本当に多い。同時に自分のスキルや世の中のニーズを踏まえて結局無理じゃんと思い断念する人もたくさんいます。確かに、リモートワークができる人は冒頭でも書いたとおりエンジニアやデザイナーがほとんどです。それ以外にもライターなどが挙げられますが、リモートワークを実現できるのは限られた職種が多いのが現状です。

しかし、ここで簡単にリモートワーク、ノマドワークを諦めては自分がこの記事を書いている意味がありません。どのような能力を持った人にも戦略、戦術、手段を正しく行えばリモート、ノマドが可能であると思います。目指す方向によって可能性は大きく変わりますが。

やはり専門性は身につけるべき

リモートに憧れているから、今すぐ仕事をやめようとするのは地獄です。専門性がない人がそれをやるならさらに地獄です。やはり独立する、つまりは会社勤めを終わりにするためには、世の中のニーズにあった専門的なスキルを身につけるべきなのです。これから世の中は専門性を身につけた人間が独立、世界をリードしていくものと予想されます。だからジェネラリスト型、例えば公務員のような数年で様々な職務を離れ異動していく業務型は失われ、個々のプロフェッショナル性(専門性)を足し合わせた成果がサービスや製品として求められていくのです。

少し話がずれましたが、なぜ専門性を身につけたものが独立、リモート、ノマドワークのために必要になるのでしょうか。端的に入れば、リモート、ノマドは「選ばれるべき存在」であるべきだからです。それには、相手より秀でた能力が必要になり、専門性、つまりは他の人が知らない知識、得たことのない経験を求められるからです。

専門性を兼ね備えている職業の一例を挙げれば、士業。法律に強い弁護士、会計に強い公認会計士、税務に強い税理士、労働法に強い社労士、経営全般に強い中小企業診断士、裁判関係に強い司法書士など。専門化した資格を持っている士業は強いと言えます。他にも一級建築士などがあり、カメラマン、映像編集、プログラミングができるなど資格を持っていなくてもスキルを証明すれば認められる可能性は十分にあります。逆に認められるような専門性がなければ仕事はもらえないのです。また、何か1つに特化しなくても、例えば「スポーツ」に関する知識とビジネスに関する知識を掛け合わせてスポーツビジネスのコンサルを行っている方もいます。自らの経験で独立しても役に立てられるものがあるかもう一度考えてみましょう。

専門性だけではノマドになれない

専門性があるから客が来る、収入が得られるというのもこれまた違います。専門性があることを証明し、さらにその上で世の中には「どのようなニーズがあり、自分のスキルと結び付けられるか」を考えましょう。その上で自分のサービスを「試す」、これが大事です。

試す、それは「小さな」を意識する

いきなり独立するのでなく、今働いている仕事のスキマ時間にテストを行いましょう。例えば、webサービスを提供したいとしましょう。webサービスを多くの人に提供するためには、たくさんのサーバーや利用者を増やすための広告宣伝費のための資金が必要になってしまいます。資金を集まるために銀行から融資や行政からの補助金、家族からの借金などが考えられますが、失敗した時のリスクが高い。返済できなくなった時どうすればいいか。

リスクを回避するために、まず行うべきことはテストマーケティングなのです。それはTwitter、facebook、ブログなどで(真似されない程度に)考えを示す。家族や友人にアイデアを聞く、などです。「え、最初はそんな程度?」って思われるかもしれませんが、最初はそこからです。それを踏まえた上で、家族や友人などごく限られた人数にサービスを提供する。この段階では時間はかかっていてもコストはかかっていません。収益もありません。この状態でいいのです。同時に使ってもらうサービスは多すぎず、できるだけ優先度の高いサービスだけ利用してもらうようにします。そして、家族や友人が使ってみて、満足したところや改善してほしいところをフィードバックしてサービスの改善に努めるのです。これがリモート、ノマドに必要なテストマーケティングです。

このようにスタートアップの基本は、「小さなコスト」、「小さなターゲット」、「できるだけ少ないサービス」でと最小の動きで自分の考えているサービスが求められているのかを確認することがノマド、リモートの第1歩です。

何度も繰り返しますが、リモート、ノマドワーカーになるためには高い専門性が必要ですが、それだけでは足りません。自分のスキルが活きるのか、小さなコストで小さなテストマーケティングを行うことでリスクを減らしていくことが重要です。

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