二郎系ラーメン「豚星」の隠れた美味メニュー「つけ麺」の特徴

二郎系ラーメンのインスパイアとして有名かつ、いつもいつでも長蛇の列を作る「豚星」。本家は慶應義塾大学のお膝元である東京都港区三田にあり、東日本を中心に支店が展開されている。東急東横線「元住吉」駅から武蔵小杉方面に歩いて徒歩10分ほどの店が人気の理由は、二郎系特有のスープのコク深さと毎月変わる「限定メニュー」の豊富さにある。限定メニューには、台湾まぜそばと台湾ラーメン、「傘がない」、「あぶらそば」など他の二郎系でも味わないようなメニューが数多くあり、遠方から来る客も大勢いる。

上記のように、通常メニューと「限定」が人気であり、Twitterでもこれらの画像が検索すれば多くヒットする。しかし、隠れた、そして大変美味しいメニューがある。

「つけ麺」だ。

本家である「二郎」や二郎系インスパイア店にもつけ麺メニューは存在するが、「豚星」には他店にはない美味しさを引き出す特徴が存在し、通常メニューや「限定メニュー」に目もくれずに毎回つけ麺目当てで来店する客がいる。彼らを引きつける、その魅力とは。

まずは買い方

東急東横線元住吉駅から渋谷方面を向き線路沿いに歩いて、ガソリンスタンド隣の看板のない店に着く。入り口を開けると、券売機のお目見えである。通常メニューを買いたければ、「ラーメン」を、限定を食べたければ「限定」のボタンを単純に押せばいい。つけ麺を食べたければ、少し特殊な買い方をする必要があるので注意が必要だ。「ラーメン」と「つけ麺(100円)」を合わせて買うのだ。そして、この2枚を店員が券を回収するときに差し出せば良い。「汁なし」も同様に「汁なし(80円)」を買えば良い。なぜこんな買い方をせねばならないかは知らない。

つけ麺がどれだけ食べられているか

正確に1日何杯ほど食べられているのかはわからないが、夜6時30分に店に着くと席は満席の状態で7人ほどが立って並んでいた。席に座っている人たちが食べているのをざっと見たが、つけ麺を食べている人はおらず、通常の二郎か、限定だった。ちなみに当日の限定である「アブラソバ」が売り切れており、売り切れ後の「しお」だった。以前塩を食べた時は、二郎系かな、これって感じでソフト&マイルドな感じで二郎系特有の「口の中にガツンとニンニクのボディブロー感」がなかった。二郎系を初めて食べる人にとっては、あっさり目なので入門編としていいかもしれない。

食べている人が1人、また1人といなくなり、いよいよ自分が座る時がきた。7人が1人ずつ座っていき、食券を回収。限定メニューと汁なしを注文していたらしい先客。自分と後ろの客はつけ麺だった。それにしてもつけ麺は他のメニューと比べるとあまり注文数は相対的に多くはなさそうだ。Twitterではつけ麺の画像を多くアップする豚星ファンは結構多いのに。

とりあえず麺は半分で注文、翌日胃もたれしたくないので。食券を店員に託してからはそれほど時間がかからずに提供される。当たり前といえば当たり前だが、食券を回収した順にラーメンを作っていくようだ。

トッピング表
つけ麺は「辛味」という唐辛子をすりつぶしたようなものをトッピング可能。

つけ麺のトッピングは、にんにく。そして、これもまた半分。次の日、プレゼンテーションを控えているわけではないが、やはり次の日のことを考えるとどうしてもニンニクは食べられない。ニンニクがたっぷり入った「傘がない」とか食べたら絶望的である。

そして来た、念願のつけ麺。

豚星の太い、太すぎる麺。
ごわしごわしの麺、もはや細いうどんである。

麺は当然、汁に浸ることなく、何にも染まることなく綺麗な褐色のツヤが出ている。そして太くて、縮れている。ものすごく太く縮れている。麺をスープに浸して食べてみると、にんにくを半分にしたのに口の中にガツンとニンニクのボディブロー感」がとてもつもない勢いでやってくる。どんだけ香りが引き立つニンニクを使っているのだろう、あまりにも衝撃的すぎる。

つけ汁の特徴

味を決めるつけ汁の特徴とは何か。

豚は安定の太めの2枚。以下に特徴を述べていく。

  • 辛味
豚星の赤いつけ汁
赤と黄色のコントラストが男性にしかわからないインスタ映えである。

二郎系のつけ汁なので、黄色いスープかと思いきや、二郎系特有のスープにラー油が混ざり、赤くなっている。そしてスープで辛味で最初はむせる。2口目以降は喉がまれてくるのか、それほどむせることはない。

  • 酸味

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辛味以外にも特徴がある。酸味である。と言っても辛味と酸味でサンラータン麺ような強さではなく、若干、「これ酢入ってる?入ってない?」という感覚程度なので酸っぱいのが苦手な人にも十分味わえるスープである。サンラータンほどではない酸味ではあるが、辛味と微妙な酸味が、濃厚な二郎をほんのりさっぱりさせてくれるのである。これを踏まえると、夏の暑い時期の二郎を食べたいけどそれほど二郎のジャンク感求めていない時に辛味と酸味で暑さを吹き飛ばせる一品である。

二郎直系ではないメニューの豊富さ

通常メニューだけではなく、限定、そしてつけ麺を提供するとは豚星の万能さは他店の二郎直系、インスパイア系にはない魅力である。汁なしは二郎の横浜関内でも存在するが、関内とは同じ汁なしという名称ではあるものの、味やトッピングが全く異なるので、どちらも違った楽しみ方ができる。

そして、何と言ってもつけ麺は二郎横浜関内にもなく、豚星独特の進化を遂げている。限定は、同じ時期に恒例メニューとして提供されるが(夏は冷やし中華、冬は味噌など)、トムヤムラーメンをベースにした「トムヤムタイツ君」など新たに登場するメニューもあるので、常に情報は見逃せない。豚星のTwitterアカウントでは毎日朝限定メニューが公開されるので、要チェックだ。

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