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生姜そば

江戸情緒香る浅草でスープの透き通ったラーメンを「麺 みつヰ」

浅草は常に観光客で賑わっている。外国人旅行客、いわゆるインバウンド旅行者が行き交う街。都営浅草線、東京メトロ銀座線、東武鉄道スカイツリーラインの3つの路線が浅草駅を通り、どの駅もホームはやはり混雑している。

浅草寺には鳥居の前で写真を撮影する人、人力車の呼び込みなどで混雑している。浅草寺の本殿までの通りには、黒山の人だかり。飲食店や土産物の路面店が十字の区画に整然と並んでいる。

ラーメン屋「麺 みつヰ」は混雑している浅草寺から歩いて10分ほど離れた、路地裏にある。自分もスマホ片手に歩いて「ここ…か?」という感じで行き着いた。周辺は飲食店が多く、夜営業するスナックもいたるところにある場所で、本当にラーメン屋であることを店の暖簾で確認できたといった具合。

のれん

一見するとまるで和食、割烹店のようにも見える暖簾。いかにも江戸の情緒を感じさせる浅草らしい暖簾。

開店時刻は11時。既に12時に差し掛かろうとする時間であったため、既に店の外には数名並んでいた。中には欧米の背と鼻の高い外国人も並んでいた。二郎のようにコレステロールとオタク臭高めの人は少なく、スマートな人が並んでいる印象。

30分ほど並んでようやく店の中に入れた。入店するまでに、列は10人にまで増えていた。12時をとうに超えていたのだから仕方がない。店内は7席、全てカウンター。テーブル席など一切ないのだから待つのもわかる。長髪を1本に結んだ髪型の男性店主と女将さんの2人体制。店主がラーメンを作り、女将さんが客を案内し、テーブルを整理し、オーダーを聞く。店内は暖簾と同じく料亭のような作り。久しぶりにこんな感じのラーメン屋に入った気がする。ラーメン消費量全国No.1の山形市は、店内はファミレスかそば屋のような作り。高級店を感じさせるような内観はあまりない。

大体において客が注文するのは醤油ラーメン(850円)か生姜そば(900円)かのどちらかである。ここは初めての来店だし、醤油ラーメンかなと思いつつもどうしても気になる生姜そば。どちらもあっさりしているが、悩みに悩んだ結果、透き通るほどのあっさりが欲しいということで今回は生姜そばを選択。果たして、この選択は如何に。

10分くらいすると、待ちに待ったラーメンの登場。

生姜そば

輝いているスープ。美しい。透き通っている。こんなラーメン初めてだ。スープに浸った太めの縮れた中太麺が奥まで見える。おそらく湯河原にある飯田商店もこのような透き通ったラーメンなんだろうと勝手に想像。

麺をすするとモチモチしている。そして肝心要のスープ。醤油ではなく生姜を選んだので、生姜のフレッシュさが欲しい…あった、あったよ。爽やかに広がる生姜の香り。口の中に広がる生姜の繊細な爽やかさ。麺もスープもつるつると吸い込まれていく。

あっという間のエンターテイメント。まるで浅草の演芸でも見ているかのようだ。演芸のように丁寧にストーリーが出来上がっているラーメンだ。

誰もがスープまで飲み干す1杯をご賞味あれ。

店名麺 みつヰ
住所東京都台東区西浅草2-10-4 あけぼのビル1B
アクセス浅草駅徒歩3分 出口はB
営業時間[火~土] 11:00~14:30/17:30~21:00
[日・祝] 11:00~16:00
定休日月曜日 (月曜が祝日の場合火曜日)、第4火曜日

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