起業する前にターゲットを決めよう〜カフェを事例に〜

好評のカフェ創業シリーズ、第2弾です。

さてさて、まずは前回の振り返りから参りましょう。第1弾は、世の中にある不特定多数のカフェを様々な基準で分類してみよう、ということで、「スタバ」を「落ち着きのあるカフェ」、「ドトール」を「気軽に入れて飲み終わったらすぐに出るカフェ」…などと分類して街にたくさんあるカフェも何らかのカテゴリーに分類できることを確認しました。

起業する前にまずは分類しよう〜カフェを例にセグメンテーションを説明〜

そして、カフェを開業したばかりの人は資金(手元に持っているお金)が豊富ではなく、効率的に活用することが必要があります。そのためには世の中にいる様々な人から、自分がサービスを提供する相手を選び、どのようなサービスを提供するかを取捨選択(限定)することが重要であるということも書きました。

このように分類すること、それを「セグメンテーション」と言いましたよね。

今、あなたは自分がどんなカフェを作りたいかを想定し、セグメンテーションとしてカフェの分類を行い、世の中にあるカフェがどんな特徴があるかを把握したところです。

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ターゲティングとは

そして、次に行うのはターゲティングです。

ターゲティングとは、一言で言うと「”サービスを提供したいお客様を誰にするか”を決定すること」です。

それでは具体例を示しながら説明して参りましょう。

あなたは「カジュアル」で「商品数はできるだけ少ない」店舗づくりを目指すとします。そうすると、そのお店を作るためには、店員の服装は夏はTシャツ、冬はパーカー。店内のBGMはヒップホップ、カフェの内壁はコンクリート打ちっ放し…などとすることにより、店内の雰囲気がカジュアルになります。

そして、ターゲットの客層についてです。

例えば、社会人と大学生を例に挙げてみましょう。

社会人と大学生の「時間」という観点で言うと、社会人は一般的に朝9時や10時に仕事が始まり、12時から1時までが休憩、午後5時や6時に仕事が終わりますが、自由な時間を使えるのは仕事が始まる前や休憩中、夕方以降です。一方大学生は授業がない時間は昼間でも自由に時間を使えます。「お金」という観点で言うと、社会人は自分で働いているわけですから、ある程度は自分で好きなように給料を使えます。その一方で大学生は文字通り学生ですので、アルバイトをしていても使えるお金は月数万円程度です。

このように、社会人と大学生はお金や時間という判断基準を考慮すると、行動や考え方は大きく異なるのです。そこで、カフェで開業する際には、「ウチはこの人にサービスを提供する!むしろこの人にしか提供しない!」と誰かに限定する必要があるのです。社会人にターゲットを絞った場合、「ウチの店は、オフィス街にオープンして社会人の日頃の疲れを癒す場として休憩やアフターファイブに使って欲しい。そして、世界各地から厳選した豆を集めている。だから1杯のコーヒーの料金は高く設定しよう。」となりますよね。

カフェを始めたらSNSも始めよう~情報の拡散効果を意識する~

このように、資金を有効に活用するためには、万人受けする商品を提供するのではなく、特定のお客様向けにサービスを展開する必要があります。創業仕立ての場合は、特にごくごく限られた顧客にサービスを提供することを意識していきましょう。

冒頭の繰り返しになりますが、経営を行う上でターゲットを限定することのメリットは、限られた資金を有効に活用できることなのです。創業仕立ての方にとって、資金はあまりにも貴重なので、ごくごく限られたお客様を対象にサービスを行う必要があり、それを実行するためにはターゲットととなったお客様向けに響くサービスや価格の決定を行っていくことが有効となります。

さて、続いてはポジショニングについて説明します。

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