コストコの驚異的なマーケティング能力と山形

コストコが日本に進出してもうだいぶ時が経った。コストコが日本に来たのは1999年。福岡県に進出したのが始まり。コストコは現在山形県上山市を始めとして、北は札幌、南は福岡までひたすら「倉庫」を作っている。

いまさら初めて行った

コストコ、初体験。結論を先に言うと、すごい場所だとは聞いていたけれど、やっぱりすごい。普通のスーパーで1個バラ売りでしか売っていないけれど、コストコではスーパーでは売っていないような超ビックサイズの雑貨が複数個単位で売られている。コストコは倉庫なので、天井は数十メートルあり、ビッグザイズの商品は高く積まれている。ステレオタイプのスーパーマーケットしか知らない自分にとってはちょっとしたカルチャーショックである。

信じられないくらい商品がぎっしりと積まれている。それをこれまた異常な大きさのカートに平然と積んでいく日本人。日本人の行動に対するイメージも大きく変わった経験となった。

基本食い物がでかすぎる

ここでうまい棒ないからね。

寿司とかこれが最小単位。これで最小単位って、パーティする以外ないのだ。これを1人で食うとしたら、それは失恋ぐらいだろう。後で食ったけど、結構シャリがでかい。

肉は塊。精肉業者以外もこれを買うのかとまた驚く。しかも肉は結構旨い。

果物は日本全国から集まる。山形の尾花沢市からスイカが販売されている。尾花沢市はスイカの産地として有名な場所である。大量にスイカが並んでいる。

花笠が箱にデザインされていて、外資系だけど日本のものも売られててまた驚く。当たり前な話なのだが。

季節的にスイカの後は桃だ。180円/個だ。

ちょうど季節は夏からほんの少しだけ秋に変わり始めるお盆の時期。福岡県八女市の梨が入荷されていた。果物も季節によって販売種類が異なるのも驚いた。当然なんだけど。

日本のビールもあれば、

タイのビールも販売。当然、箱買い。

食べ物以外も

衣類や子供用のおもちゃ。ほんとに肥大化したスーパーマーケット。

大量の安達祐実。

外国製品が並んでいるので、時折「なんだこれ?」という物が売られている。食べ物か雑貨なのかそれすらわからない。

結論、ここまで買う。相当な量だ。そうか、持ち帰るにはでかめな車が必要だ。

おまけ

60円でコーラとマウンテンビューが飲み放題。しかもマクドナルドでいうとLサイズが飲み放題だ。繰り返すけど60円でLサイズが飲み放題。さらに、

ホッドドッグが180円。しかも飲み放題の炭酸までセットでサービス!すげー!すげー!

すげー!ほとんどここには利益がないんでしょうな。フードコードはあくまでも滞在時間を伸ばすための手段であって、利益確保を目的としたものではないということ。子連れなら必ず起こる「腹減った」、「飽きた」。親からしたら「いやいやまだ買いたいものたくさんあるし、腹減ったと言われても・・・なんか食べといてよ、あーっ!!!!ホットドッグー!!!!」となり、子供を一時的にフードコートに避難して眠くなったらカートに乗せて買い物を続けられる。これによって必然的に1世帯の滞在時間は伸びる。滞在時間が伸びるということは多くの商品を目にするわけで、それだけ商品購入の機会増加につながるというなんとも理想的な展開。

コストコの優れた戦略

日本全国でここまでホールセール型の販売手法が流行るとは、コストコのマーケティング力はさすが。地方都市に出店を広げる戦略が功を奏したのは、正直意外である。商売に関する考え方が保守的な傾向のある地方都市において、大胆に出店を行い既存スーパーとの差別化、そして地元の商品(と言っても、地産地消ではなく日本国内の野菜や果物を扱うという意味)を取り扱って既存スーパーとの同質化を行うことによって、コストコ独自のポジションを築いたのはマーケティング力や日本に適合するように綿密に計画された経営戦略の賜物であると思う。

ただ今後少子高齢化で消費が落ち込み、さらには需要の多様化が進む中でどこまで製品種類や品数をどのように判断していく(変化させていくのか)かを見ていきたい。

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