山形市 そば屋:庄司屋

山形と言えば、「必ずこれを食え」ってのがあって、それは、そば。蕎麦である。確かに、日本全国No.1の消費量を誇るラーメンも挙げられるが、何と言ってもそばが美味い。
なぜかと言えば、山形には数多くのそば屋があって、県民食と言ってもいいくらい。外れの蕎麦屋がないとも言える。そして水の美味しい土地で育った、舌の肥えた山形県民と卓越した技術を持つそば職人。何れにしても山形県は麺社会なのだ。

それにしても東京をはじめとした都会のそば屋は量が少ないし、値段も高い。贅沢品になっていて山形県民にとっては悲劇的だ。本当の、本物のそばを食いたいなら庶民食を提供する田舎に行くしかないんだな。そう、量も多く値段も安く、そば粉がふんだんに使われている蕎麦屋がある山形に。
ってことで、山形に旅行へ行ったら山形駅からも歩いて15分かからずに行ける距離で、かつ芸能人も御用達の名店を紹介する。
庄司屋(しょうじや)。なんと150年という長い歴史に裏打ちされた伝統の店である。
まずは、板そば。東京のそばと比べて…。
麺が太くて、コシがある。それだけにそば本来ののどごしを楽しむことができる。かみごたえがあるそばは東京のそばとは一味も二味も違い、弾力性が強いのが田舎のそばの特徴だ。
あまり麺つゆはつけずに、生の食感を味わってほしい。蕎麦を噛めば噛むほどに口の中に広がるそばの香りが贅沢なひと時を過ごさせてくれる。蕎麦を食べ終わったら、そば湯まで是非飲み干すのが山形県民である。
そして、オススメが、
鴨南蛮である。大きめに切られた鴨肉から出てくる独特の旨さが、だしのきいた汁とそばと絡む。汁を飲むとふわーっと鼻に抜けるネギと鴨肉のにおい。あっさりしたそばと鴨肉とネギのさわやかな調合。ほのかに香るゆずがアクセントとなっており、食がどんどんと進む。
山形県民を満足させる、「本場」を食べたいならここへ。
日本酒と共にゆっくりとそばを食べるのも良いかもしれない。そして季節限定ではあるが、希少価値の極めて高い山形の酒として最も価値の高い十四代に運が良ければ巡り会えるかもしれない。
庄司屋:山形県山形市幸町14-28 山形駅徒歩20分。
余談だけど、現在山形では、山形日和が盛んに宣伝されている。宣伝下手な山形が伝える山形の魅力は、伝わりにくいけれど必ず素敵なはず。そして、山形県新庄市と福島県を結ぶ路線にとれいゆという足湯を楽しむことができる新幹線が走っているので、暇があればぜひ乗って欲しい。

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